発達障害外来
当院では、お茶の水女子大学の榊原洋一先生による、小児科発達障害外来を行っています。
料金について
選定療養費にかかる予約制となりますので、予約料を初回10,200円、2回目以降で5,100円頂戴しております。予めご了承ください。
診療は保険診療となります。保険証をお持ちください(※都内在住の方は医療証もご提示願います)
発達障害とは
発達障害とは、成長の過程における脳機能の発達に関係する障害です。発達障害には、主に下記の種類があります。
- 自閉症スペクトラム障害
- 学習障害(LD)
- 注意欠陥多動性障害(AD/HD)
具体的には、言葉の発達の遅れ、読み書きや計算が極端に苦手、不器用、興味・関心のかたより、不注意、集中できない、じっとしてられないなど学習機能や行動に症状があらわれます。
治療について
発達障害の治療は早期に取り組むことで改善率がよくなると言われています。まずは、行動や反応から発達障害に気付くことが大切です。落ち着きがない、話を聞かない、雷や大きな音が苦手、作業が極端に遅いなど、気になる点がございましたらお気軽にご相談下さい。育児あるいは子育ての過程で親が経験するさまざまな困難などへの科学的な対応法の研究も治療に役立てております。
発達障害は、障害の程度や年齢、生活環境などにより症状は異なり、複数の障害が重なって現れることもあります。治療では、まず対話や行動を観察することで発対障害の原因や問題点を明らかにします。
自閉症などの症状には、ドパミン拮抗薬やセロトニン系薬剤などを、注意欠陥多動性障害にはコンサータ、ストラテラなどの薬物療法を行います。
榊原先生のプロフィール
榊原 洋一(さかきはら よういち)
略歴
- 1976年東京大学医学部卒業、医学博士
- ワシントン大学小児神経研究部所属
- お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授
- 東京大学小児科講師
- お茶の水女子大学名誉教授
所属学会
- 日本小児科学会
- 日本小児神経学会(前理事)
- 小児保健協会
- 日本赤ちゃん学会(評議員)
- 日本子ども学会(理事長)
- 国際小児神経学会(ICNA)
- アジア・大洋州小児神経学会(前会長)
- 発達心理学会 など
主な著書
- 「オムツをしたサル」(講談社)
- 「集中できない子どもたち」(小学館)
- 「多動性障害児」(講談社+α新書)
- 「アスペルガー症候群と学習障害」(講談社+α新書)
- 「はじめて出会う育児の百科」(小学館)
- 「Dr.サカキハラのADHDの医学」(学研)
- 「子どもの脳の発達 臨界期・敏感期」(講談社+α新書)
- 「子どもと地域と社会をつなぐ家庭支援論」(福村出版) など