手足口病について
[2024.07.20]
こんにちは、世田谷区のさくら小児科・内科クリニックです。
現在、手足口病が大流行しています。手足口病は、手のひらや足の裏、口の中などに小さな水ぶくれのような発疹ができるウイルス性の感染症です。発熱を伴い、食欲不振を引き起こすことがあります。稀に重症化して髄膜炎や脳炎を起こすこともありますが、特効薬はなく、対症療法で治療するしかありません。また、ワクチンもありません。
保育園などで流行することが多いのですが、発疹が出る前が最も感染力が強いため、厳格に隔離することが難しいのが現状です。さらに、便からは2〜4週間ウイルスが排泄され続けるため、多くの場所で登園停止の感染症には指定されていません。
予防には、手洗いや手指消毒が効果的です。マスクの着用も有効です。手足口病は複数の原因ウイルスが存在するため、何度か感染することもありますが、今年はコクサッキーA6というウイルスによるものが多いようです。このウイルスによる手足口病は高熱が出やすく、手足以外にも発疹が出ることがあり、しばらく経ってから爪が剥がれることもあります。
夏の間は流行が続くと思われますので、引き続き注意が必要です。
気になる方は、遠慮なくご相談ください!!
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