手足口病の流行と家庭内感染について
現在、近年稀にみるほど、手足口病の流行が大きくなってきています。
診察時に「私も子どもから手足口病にかかる可能性がありますか?」という質問を受けることがあります。また、「すでに私もかかっています」と、手足口病らしい皮疹を見せてくださる親御さんもいらっしゃいます。
では、大人が手足口病にかかる可能性はどれくらいでしょうか?重症化することはあるのでしょうか?
結論として、手足口病は子どもから大人まで家庭内感染のリスクが高く、特にお子様のいる家庭では注意が必要です。
手足口病は主に5歳以下の子どもがかかりやすい病気ですが、大人がかかることもあります。大人がかかることは少ないですが、かかると軽症で済むことが多いです。しかし、他の病気との区別が難しい場合もあり、広範囲にわたる多彩な症状が現れることもあります。
手足口病は感染力が強いため、家庭内での感染拡大を防ぐために以下の対策が重要です。
・マスクの着用
・手洗いの徹底
・寝具、タオル、哺乳瓶などの共有を避ける
・身の回りの物の消毒
また、症状が治まった後も1週間程度は感染のリスクがあるため、引き続き注意が必要です。手足口病の流行に伴い、家庭内での感染予防に努めていただければと思います。
気になるようであれば、経堂駅南口から徒歩6分の「さくら小児科・内科クリニック」へお気軽にご相談ください。
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